わたしは、幼い頃から、自分の容姿、自分自身に自信がなかった。
自分の顔に赤い油性ペンでバツをつけ、キリで穴を開けてから燃やすこともしたことがある。
子どもは、親に自分を認めてもらう必要がある。他者がどんなに褒めてくれたとしても、子どもにとっては親の評価が一番で全てだ。
認めてもらいたかった。
愛してもらいたかった。
いまとなっては、懐かしい感情。
大人になったいまのわたしも、特段自分の容姿や自分自身に関して自信があるわけではない。
それでも自分自身のことを好きになるよう努力している。
それで、その努力によって自信は相変わらずないけれど、でも自尊心を培えるようになった。
言葉の意味としても、自信はなくとも自尊心があることによって、わたしはわたしでいられる。